「路面電車と岐阜の街」 目次 岐阜のお寺金粟山 大龍寺


 岐阜のお寺 金粟山 大龍寺




大竜寺
     大龍寺             2001年12月 撮影




  金粟山 大龍寺

  大龍寺は持統天皇の御代(645〜702年)、鎮護国家のために開かれたと伝えられています。
  本尊の「腹帯子安観音菩薩」は、第77代後白河天皇(1127〜1192年)が安元元年(1175年)
  に胎児安泰の勅願所として安置された霊尊で、全国から子授け、安産、子育の祈願に多くの人が訪れます。

  土岐氏は密宗の大龍寺を禅宗に改めるため、瑞翁禅師を招請して深く帰依し請願しました。
  明応年中(1492〜1501年)瑞翁禅師は大龍寺に住し達磨大師を奉安して伽藍を再建、禅宗に改宗
  して創建開山となりました。
  また名将稲葉一鉄は大龍寺中興の淳岩和尚に深く帰依し、しばしば大龍寺を訪れて禅の道に参じました。

  粟野の山麓にある大龍寺はどうだん(ドウダンツツジ)に囲まれ、春には満開の、秋には紅葉したどうだん
  が見事です。
  「だるま観音」として有名な大龍寺では、毎年1月18日にだるま供養が行われます。



  (参考文献)大龍寺パンフレットを参考にさせていただきました。





境内の達磨大師像
    境内の達磨大師像     2001年12月 撮影

大龍寺全景
    大龍寺全景        2001年12月 撮影



  交通  名鉄バス、岐阜バス「高富大竜寺前」バス停下車 徒歩2分(実測)








岐阜のお寺 金粟山 大龍寺   Vol. 5 - 1      2004年 1月30日
初版 2002年 1月12日
URL  https://www.minoden.com/otera/o-gokokushiji/o-gokokushiji.html